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キドグループ[KDC]は・・・ベトナムで最も知名度の高い菓子ブランドの
一つであったが、主力の製菓事業の80％を米モンデリーズ社に売却し、
インスタント麺、調味料、食用油、コーヒー分野等で企業提携や
企業買収をするなどして生活必需食品事業会社への転換を図ろうとしている・・・

＜その他掲載銘柄＞

ハウザン製薬[DHG]、FPT情報通信[FPT]、ビングループ[VIC] 、
マサンインベストメントグループ[MSN]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、
ホーチミン市インフラ投資[CII]、ビンミン・プラスチック[BMP]、
フーニュアン・ジュエリー[PNJ]、ダナンゴムタイヤ[DRC]、
ダットサイングループ[DXG]、軍隊商業銀行[MBB]、
ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ベトコムバンク[VCB]、
ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ベトインバンク[CTG]、
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ビナサンタクシー[VNS]

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CONTENTS
 
01. HSBC、16年GDP成長率予想+6.3％に下方修正―干ばつなどの影響で  
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2016年4月4日～2016年4月10日）  
03. 噂のうわさ話
   　フーニュアン・ジュエリー[PNJ]
04. サイゴン・街角風景　　
  　「ホーチミン市・1区の片隅からの眺め」

  香港上海銀行(HSBC)経済研究部門「HSBCグローバルリサーチ」は、
7日に発表したベトナムのマクロ経済展望に関するレポートの中で、
ベトナムの2016年の国内総生産(GDP)成長率予想を従来予想の
+6.7％から+6.3％へ、2017年については+6.8％から+6.6％へと引き下げた。

  HSBCは、ベトナムの経済成長率予想を下方修正した理由について、
◇2016年第1四半期のGDP成長率が前年同期比+5.6％に留まり、
事前予想の+6.5％を大きく下回ったこと、◇気候変動による寒波や
干ばつ、特に穀倉地帯であるメコンデルタ地方で深刻化している塩害により、
農業をはじめとする主要経済が甚大な被害を被っていること、
◇貸付成長抑制に向けた金融政策により、投資が前年より
落ち込むと予想されていること、の3つを挙げた。但し、ベトナムの
経済成長率は依然として周辺諸国に比べて高い水準だと評価している。

  経済成長減速に加え、世界市場のエネルギー価格が
安定傾向にあることから、ベトナムの2016年インフレ率は
引き続き低水準で抑制される見込みだ。そのため、
ベトナム国家銀行(中央銀行)は公開市場操作(OMO)による翌日物金利の
引き上げを2016年第3四半期から2017年第3四半期へと
1年先送りすると予想されている。

  HSBCによると、2016年第1四半期末時点の外貨準備高は
2015年11月時点の299億USD(約3兆2600億円)から336億USD
(約3兆6600億円)へと増える見込み。また、2016年中の
通貨VND安リスクが依然あるものの、年末時点で
1USD＝2万3000VNDの予想だ。

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の 
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ビナミルク、不動産仲介など7事業を定款から削除―外国人投資家枠撤廃早くて4月末
[2016/04/06 13:47 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160406013445.html

  ビナミルク[VNM](Vinamilk)の株主総会は4日、外国人保有比率の
上限撤廃を目的に、定款に記載された事業内容から7事業を
削除する案を承認した。削除したのは、◇荷役、◇養殖、◇栽培、
◇収穫後処理、◇種子処理、◇印刷、◇不動産仲介業の7つで、
いずれも外国人保有比率規制の対象になると見られる分野。

  同社は今後、新たな営業許可書の申請書類を
ホーチミン市計画投資局に対して提出する。新しい許可書が
発給され次第、外国人保有比率上限の撤廃に関する申請書類を
国家証券委員会に送付し、4月末にも手続きが完了する見通しだ。

  ホーチミン市証券[HCM](Ho Chi Minh Securities)によると、VNMの
2016年業績見通しは、売上高が前年比+9.8％増の44兆0180億VND
(約2200億円)、税引後利益が同+17.3％増の9兆1180億VND(約450億円)
となっている。これに基づく株価収益率(PER)は19.9倍。

  HCMは、外国人保有比率上限撤廃によりVNM株価が急上昇し、
高値を更新すると見ており、投資評価を「買い(Buy)」で維持している。


2 位 ビンG、傘下ビンメック国際病院が日本企業と提携―研修指導・歯科技工提供
[2016/04/07 01:28 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160407123135.html

  訪問診療サポートや歯科技工などを手掛けるデンタルサポート株式会社
(千葉県千葉市)は、ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
ビンメック国際総合病院(Vinmec International Hospital、ハノイ市)と日本の
歯科医療技術の研修指導と歯科技工の提供で提携した。契約期間は
2016年1月14日から2019年1月14日までの3年間。

  これにより、デンタルサポートは、ビンメック国際総合病院内に
設立された歯科医療センターへ日本人歯科医師を派遣し、
インプラントを主とする日本の歯科医療技術研修指導及び
歯科技工物を提供する。

  提供する歯科医療技術を国際的な水準へ高めたいという
ビンメック国際総合病院の要望と、高品質な日本の歯科医療技術を
世界に発信して医療のグローバル展開と産業化を
推進したいというデンタルサポートの方針が一致し、今回の提携に至った。

  デンタルサポートは、歯科・医科・介護のワンストップサービスを
提供するDSヘルスケアグループの一員として、訪問歯科診療サポートや
歯科技工、医科の 訪問診療(在宅医療)サポート、介護事業などを
手掛ける。海外では、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに
医科・歯科併設のクリニックを開設したほか、 ミャンマーに
歯科技工サービス提供子会社を設立している。


3 位 ビンG、5.7兆VNDで不動産経営会社買収―15年取引中で最大規模
[2016/04/04 17:20 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160404014225.html

  ビングループ[VIC](Vingroup)が発表した2015年監査済財務諸表(連結)によると、
同社は5兆6800億VND(約287億円)を投じ、不動産経営や建設を
手掛けるホアフオンズオン(Hoa Huong Duong)社を完全買収した。
この買収額は、VICが2015年に実施した買収の中で最大規模。

  これにより、VICはホアフオンズオン社子会社のビナコネックス・
ベトテル都市開発(Vinaconex-Viettel)の議決権付株式98.3％を取得した。
ビナコネックス・ベトテルは現在、ハノイ市ナムトゥリエム区にある215haの
用地で投資主として都市区案件を展開している。

  これに先立ち、VICは2兆3000億VND(約116億円)を投じ、
オーシャンインベストメントグループ[OGC](Ocean Group)より、
ブルースター(Blue Star)株68.2％を取得している。ブルースターは
OGC傘下のオーシャンタンロン投資(OTL)から分割された企業で、
ハノイ市中心部で計画されている複合商業施設
「スターシティ・センター(StarCity Center)」案件へ80％出資している。
また、VICはブルースター株取得により、OLT株保有比率も90％へと引き上げている。

  VICの2015年業績は、売上高が前年比+23％増の34兆0480億VND
(約1720億円)、税引後利益が同▲60.2％減の1兆5010億VND
(約76億円)で、増収減益だった。

  売上高を分野別で見ると、不動産譲渡が売上高全体の
62.2％にあたる21兆1790億VND(約1070億円)、不動産賃貸が
同7.8％相当の2兆6550億VND(約134億円)、ホテル・観光・娯楽サービスが
同8.4％相当の2兆8480億VND(約144億円)、医療サービスが
同2.3％相当の7710億VND(約39億円)、教育が同1.5％相当の
5140億VND(約26億円)だった。

  2015年末時点の総資産は145兆4950億VND(約7300億円)で、
前年末比+62％増、2011年末比では4倍となった。2011年～
2015年における総資産増加率は年平均で+42％の高水準となっている。

  VICは、2016年3月末時点で小売チェーン870店舗
(総面積28万6847m2)を運営している。具体的には、◇スーパーマーケット
「ビンマート(VinMart)」及び「ビンマート+(VinMart+)」：699店舗
(総面積20万7218m2)、◇電子機器・家電販売店｢ビンプロ(Vinpro)｣及び
｢ビンプロ(Vinpro)｣：118店舗(同3万1252m2)、◇衣料品販売店
「ビンDS(VinDS)」：53店舗(同1万8377m2)。

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株・経済情報」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html
●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。
http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
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ベトナム現地投資家のうわさ話・フーニュアン・ジュエリー[PNJ]・の巻！

(2016年04月13日 発行ベトナム株通信 第2825号)
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■■■フーニュアン・ジュエリー[PNJ]■■■

フーニュアン・ジュエリー[PNJ]の株主総会(4月2日開催)で承認された
2016年事業計画によると、売上高は前年比+14％増の8兆7820億VND
(約430億円)、税引後利益は同2.3倍の3610億VND(約17億7000万円)へ
急増する見通し。

2016年第1四半期の売上高は、前年同期比+12％増の
2兆3560億VND(約115億円)で、年間計画の27％を達成した。
このうち、宝飾品販売による売上高は同+20％増の1兆8200億VND
(約89億円)で、売上高全体の77.2％を占めている。税引後利益は
同+9％増の1200億VND(約5億9000万円)だった。

中央銀行の特別監視下に置かれたドンアバンク(Dong A Bank)への
投資総額3950億VND(約19億4000万円)について、同社は
投資損失引当金として2015年中に3100億VND(約15億2000万円)、
2016年第1四半期中に850億VND(約4億2000万円)を繰り入れている。

PNJはこのほど、ホーチミン市1区トゥーコアフアン通りにある住宅の
売却により、400億VND(約1億9600万円)の利益を取得し、
現金残高を1650億VND(約8億1000万円)に増やした。

2015年業績は、売上高が前年比+6.7％増の7兆6980億VND
(約380億円)で、うち金宝飾品小売りによる売上高が同+45％増加した。
同社の宝飾品小売市場のシェアは前年比+4P拡大の25％に。
一方、卸売りによる売上高は同▲3％減少した。

2015年税引前利益は、同+72％増の5140億VND(約25億円)と
好調だった。これにより、同年配当は額面比15％で、
うち第1次が額面比5％で実施されている。

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毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週はongbatmanより、「ホーチミン市・1区の片隅からの眺め」のお話です。

とあるビルの12階から。なかなか良い眺めです。

たまにこうやって高いところから景色を眺めると開放的な気分になりますね。

間もなく雨季に入りますが、激しいスコールを高いところから眺めたら
気持ちがいいだろうなあと思います。

普段の移動は基本的にバイクなりますので、突然のスコールに備え、
カッパは必需品。私の場合は、スコールの中移動することも想定して、
ビーサンも常備。

おしゃれは足元からといいますが、ここホーチミン市にあっては歩いても足場が悪く、
雨季には土砂降りのスコールの中移動しなくてはならないなど、
靴がすぐにダメになってしまうので、移動はスニーカーまたは濡れてもよい
ビーサンなどお洒落とはほど遠い足元になりました。

（photo by ongbatman）
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。

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